秩父の第8番札所 西善寺のみどころは苔に包まれたコミネカエデ

秩父三十四箇所の第8番札所 清泰山 西善寺のみどころは県指定天然記念物のコミネカエデ。苔に包まれた大木の姿が聖域っぽくて最高だった。秩父観光で神秘的な場所を見たい人にはオススメしたい。

清泰山・西善寺は埼玉県秩父郡にある臨済宗南禅寺派の寺で、秩父三十四観音霊場の第8番札所,御詠歌は「ただたのめ まことの時は 西善寺 きたりむかへん 弥陀の三尊」である。本尊は十一面観世音菩薩だ。

境内に入った瞬間,スカイリムのエルダーグリーム聖域を思い出してしまった。個人的には秩父で寺巡りをした際は絶対に立ち寄りたい場所。

秩父三十四箇所の第8番札所 西善寺のみどころは苔に包まれたコミネカエデ

本堂には禅宗の寺でありながら、阿弥陀三尊像が安置されている。
中央に阿弥陀如来、その左に十一面観世音菩薩、そして、右には勢至大菩薩が配されているという、三尊仏が拝める、なんとも霊験あらたかな贅沢な札所であるのだ。
いずれも惠心僧都作と伝えられており、前屈みの立像である。阿弥陀三尊のご利益としては、ボケ封じや延命長寿、安楽往生があり、老化防止や健やかに最期を迎えたいと願う中高年層の参拝客も多い。
阿弥陀仏として来世浄土を説きながら、禅宗としての現世利益も説く、なんとも不思議な寺である。

清泰山 西善寺の楽しかったところ
・コミネカエデ

清泰山 西善寺はこんな人におすすめ
・神秘的な場所を見たい
・スカイリムのギルダーグリーン関連のクエストが好きだった人

秩父 第8番札所 西善寺へのアクセス

住所:〒368-0072 埼玉県秩父郡横瀬町横瀬598
最寄駅:西武池袋線横瀬駅
徒歩:約30分

前の札所「法長寺」 || 次の札所「明智寺

西善寺の御朱印

西善寺の御朱印画像

清泰山 西善寺のみどころ

山門

本堂

御詠歌でも弥陀の三尊という言葉が登場するように、観音霊場でありながら阿弥陀如来による救いを説いているのは非常に珍しい。
本堂の軒には唐破風の向拝、堂内は五十丈敷きの広さを有しており、極彩色の欄間をも配されており、まさに極楽浄土の絢爛さが窺える。
禅宗の寺は派手さはないのが基本だが、清泰山は他の禅宗の寺とは一線を画していると言えるだろう。

七間六間、唐破風様流れ向拝付き。文化7年に消失したが弘化2年に再建。

上下間の間には、中国故事二十四考のうちの八話の欄間が納められていると言う。
臨済宗南禅寺派としての本尊である十一面観世音菩薩は、別名・持山観音と呼ばれ、十一面観音としては珍しく坐像である。

コミネカエデ

清泰山のもう1つの見どころが、埼玉県の天然記念物にも指定されているコミネモミジである。
山門をくぐると、すぐにその姿が目に入り、見たこともないような大木に驚くことだろう。
寺は秩父の名山である武甲山を借景に境内伽藍を配し、その本堂の目の前の庭にコミネモミジが枝を広げている。

これられのふもとには地蔵や観音像が立ち並び厳かな雰囲気を醸し出している。

樹齢はおよそ600年と言われ、幹回り2.9m、樹高9mの巨木で、紅葉の季節と新緑の季節は特に美しい。
あまりの美しさに例年多くの人が見物に訪れることから、コミネモミジの新緑の頃と紅葉の時期は、朱印や納経をしない人は200円の拝観料が必要となる点に留意されたい。

なで佛

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清泰山 西善寺の概要と解説

清泰山の歴史

清泰山の西善寺は寛正元年(1460年)より続く禅宗寺院で、阿弥陀三尊を本尊とする。
もっとも、歴史はさらにさかのぼり、開創は文暦元年甲午(1234年)、十一面観世音菩薩坐像を祀り、秩父三十四観音霊場の1つとして観音信仰が行われてきた。
1200年頃の鎌倉時代初期に、旅僧が武甲山の麓にお堂を建立したのが始まりとされている。
この頃、鎌倉幕府の誕生とともに北条政権が実権を握っていたが、京都や鎌倉では臨済宗が興隆していた。
室町時代に入ると、禅僧が全国へと布教をはじめ、秩父では、熊谷直俊公が鎌倉円覚寺の白涯寛正禅師という禅僧を招請し、応安元年(1373年)に圓福禅寺を開山する。
白涯寛正禅師が亡くなった後、圓福寺三世として寺を守っていた竹印昌岩禅師が、寛正元年(1460年)に現在の西善寺にあたる、西禅寺を新たに開山した。
禅宗寺院でありながら阿弥陀三尊仏を本尊としたのは、地域で古くから浄土思想が根付いたお堂が存在していたことなどに由来すると考えられている。
江戸時代の文化七年(1810年)と文政七年(1824年)には、二度にわたって火災で被災しており、本堂は弘化二年(1845年)に再建されている。
本尊は阿弥陀三尊だが、明治時代の廃仏毀釈により、鎌倉時代に建立された最初のお堂が破壊されてしまった。
そのため、現在は十一面観音坐像が本堂正門に安置されており、本尊とされることがある。
平成15年(2003年)には、本堂の大改修が行われ、創建当初の麦藁葺屋根風の銅板つくりに改められた。
十一面観世音菩薩は秘仏として非公開であるが、12年に一度の午歳に御開帳が行われる。
午歳がタイミングとなるのは、開創された1234年の文暦元年が甲午(きのえうま)であったことにまつわる。

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