北条時宗がした事と言えば二度の元寇を防いだこと。その時宗の仏像が置かれているのが鎌倉円覚寺内にある仏日庵だ。
北条時宗の仏像が置かれている鎌倉の仏日庵(円覚寺 )
仏日庵と円覚寺とは
仏日庵は八代執権北条時宗の廟所として建立され、九代執権貞時や十四代執権高時も合葬され、廟所には僧の姿をした時宗、貞時、高時の木造坐像がまつられている。
円覚寺は鎌倉五山第二位の寺で開基は北条時宗、開山は無学祖元。元寇の戦没者追悼のため中国僧の無学祖元を招いて創建し北条得宗の祈祷寺となった。
仏日庵はこんな人におすすめ
・北条時宗ゆかりの寺に行きたい
・元寇に関連した場所に行きたい
仏日庵の注意点
・仏日庵は円覚寺内にあるが、拝観料は円覚寺とは別途に支払う必要がある。その場合の料金は円覚寺300円+仏日庵100円。
・三十三番目、つまり最期に拝観すると結願印を押して頂ける。こだわる人は杉本寺の初願印と合わせて貰うようにしよう。
仏日庵へのアクセス
仏日庵の住所
住所:鎌倉市山ノ内434
最寄駅
JR北鎌倉駅より徒歩一分
駐車場
駐車場なし
拝観時間
9:00~16:30 ( 12~2月は 16:00 まで)
拝観料
300円 (円覚寺 )
100円 (仏日庵 )
仏日庵の見どころ
「これが仏日庵」
こちらの廟所には僧の姿をした時宗をはじめ、貞時や高時の木造坐像がまつられ、いずれも寄木造りで玉眼嵌入、江戸時代の作。
本堂には本尊木造地蔵菩薩坐像(市文。総高七七・四センチ、像高五一・二センチ)をまつる。南
北朝時代の作とされる。
また「仏日庵公物目録」は中国から日本への文化の流入の歴史を探るうえで貴重な史料となっている。
みどころ「北条時宗像」
これが北条時宗像。いずれも江戸時代の作で寄木造り、玉眼嵌入。
みどころ「本尊地蔵菩薩」
円覚寺のみどころ 「国宝 洪鐘(おおがね)」
円覚寺は約6万平方メートルの寺領を持つ巨大な寺院。そのため、境内には見どころが多い。
鐘楼には、正安三年(1301)、九代執権の北条貞時が寄進した洪鐘がある。
これは建長寺、常楽寺の鐘とともに鎌倉三名鐘のひとつで、国宝に指定されている。
みどころ「弁天堂から見える景色」
これが弁天堂から見える景色。北条貞時が鐘と共に建立し円覚寺の鎮守としたもの。遠くに富士山をのぞむことが出来る絶景だ。
鎌倉五山の記事一覧
第一位 建長寺「北条時頼ゆかりの大寺院,巨福山 建長寺」
第二位 円覚寺「北条時宗の仏像が置かれている鎌倉の仏日庵(円覚寺 )」
第三位 寿福寺「寿福寺の見どころは北条政子と源実朝の墓」
第四位 浄智寺「江ノ島七福神のひとつ「布袋尊」がある鎌倉の浄智寺」