アフリカケンネルは平成史を代表する凶悪殺人事件,埼玉愛犬家連続殺人事件の舞台になった場所。その跡地に行ってきたのでレポ
アフリカケンネルの跡地に行ったときの話
田園が広がる田舎町に異様な雰囲気を放つ廃墟がある。これがアフリカケンネルだ。
住所
〒360-0161 埼玉県熊谷市万吉1308
最寄駅
JR熊谷駅 徒歩40分
アフリカケンネルの写真
のどかな田舎町の中で、ひときわ異彩を放つ廃墟。
実際に訪れてみると、この一角だけが異様に重々しい怨念じみた雰囲気を放っている。
なお殺人の道具に使われた硝酸ストリキニーネという薬品は犬の殺処分用に獣医から譲り受けたものだった。
そもそもペットビジネスというものが、どうなんだろうか。人間の都合で勝手に繁殖させられ、不要になると殺処分だ。
現地を覗いてみると、それほど広い犬舎ではない。おそらく、かなり狭苦しい環境で飼育されていたのではないか。
アフリカケンネルと書かれたロゴとアラスカン・マラミュートのイラスト。
加害者夫婦はアラスカン・マラミュートのブリーダーとして著名だったらしく、この場所で繁殖が行われていた。
しかし、裏ではかなり悪どい商売をやっていたようで、売った犬を盗んで別の客に売りつけたり、あるいは殺して新たな犬を売りつけるなど非道な行いをしていた。
また、故郷の秩父市にあった旧犬舎ではライオンやトラなども飼育していたようだ。
周囲を見渡すと本当に普通の田舎町で、まさか平成を代表する凶悪殺人事件の舞台になった場所とは露程にも思えない。
しかし、それこそが人間社会の本当の怖さなのではないか、とも思う。
都会でも田舎でも、隣に住んでる人のことなんて誰も知りはしないし興味もない。
どれだけイカれた凶悪犯が隣に住んでいても不思議ではないのだ。