第六トーアビルという歌舞伎町屈指の自殺の名所があるので見てきた。
ここはドラマのロケ地として使われた事もある有名な場所だが,一体こんな場所に何があるというのだろうか
第六トーアビル,歌舞伎町の自殺の名所を見てきた
場所
住所:〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町2丁目33−12
ルポ
この第六トーアビルが自殺の名所として呼ばれている理由は,過去数回に渡り屋上からの飛び降りが相次いだ事によるもの。昨年では未遂含めて9件以上の事件がこの一角で発生している。
ちなみに、その飛び降りた人々というのがいずれも若い女性。というのもこのビルには人気のホストクラブ入っており、女性らはいわゆる「ホス狂い」であったと言われている。
ホス狂いとは、その名の通り人生が狂うほどホストクラブに通い詰める女性たちのこと。借金をしてまで月に何百万というお金を「担当」とよばれる推しのホストに貢ぐのだが、こうした女性は自己肯定感が低く依存傾向が強いため担当ホストとのトラブルから精神を崩しやすいのだとか。
こちらの書籍によると,彼女たちはホストとの疑似恋愛を楽しむというよりも課金型の育成ゲームをプレイしている感覚に近いのだとか。
このビルがある通りは通称「ホスト通り」ともよばれ、このビルにもホストクラブやバーなどが15軒以上入居している。
また、近隣にある三経20ビルも同様の理由から歌舞伎町屈指の魔所扱いとなっており現場も100メートルと離れていない事から,この一角がいかに人間の情念が渦巻くカオスな場所であるかが分かる。
さて、そんな事を思いながら付近の写真を撮っていたら、何やら怪しげな二人組が。
うだつの上がらなさそうな中年のオッサンと二十代前半(下手すりゃ10代?)と思しき若い女性が白昼堂々と手を繋いで歩いていた。
まあ、言うまでもなくパパ活と云う名の援交女子とスケベ親父である。いかにもモテなさそうなオッサンだったが、需要と供給よな。
モテないオッサンから巻き上げた金が,そのままホストに流れていくのだろう。これが歌舞伎町の経済システムという訳だ。