井の頭公園バラバラ殺人事件の現場が現在どうなっているのかを探るために事件現場と被害者の自宅をルポしてきたのだ。
井の頭公園バラバラ殺人事件の現場は現在どうなっているのか
井の頭公園バラバラ殺人事件事件とは
- 1994年東京都三鷹市にある井の頭恩賜公園で発生したバラバラ殺人事件
- 清掃員の女性が猫のエサを探すためゴミ袋を開けたところ、切断された手足・胴体を発見。遺体は計27個に切断され、7か所のゴミ箱から発見された。
- 切断された遺体は、電動ノコギリのようなもので20cm間隔に切断され血液が一滴残らず完全に抜き取られ、手足の指紋はほぼ全て削り取られていた。
- 犯行の特異性や被害者が高井戸の某宗教施設に通っていたことから,宗教団体による犯行説がある。
- 近隣にヤクザと揉めていた露天商と被害者が瓜二つの容貌であった事から勘違いで殺害された、という説もある。
- 2009年に公訴時効が成立し、未解決事件となった。
被害者の自宅は岡田斗司夫の事務所
なお井の頭公園バラバラ殺人事件の被害者の自宅は、評論家の岡田斗司夫(オタキング)が事務所として1995-2015まで借りていた事を本人が公言している。なお、被害者宅は井の頭公園から徒歩5分の場所にある。
場所
住所:〒180-0005 東京都武蔵野市御殿山1丁目15
井の頭公園と言っても広いので、事件現場はこの周辺。なお、マークから総武線・中央線の線路に向かっていく道路沿いに被害者宅がある。
現場ルポ
被害者宅のある通り。
後ろを振り返ると井の頭公園への通り道がある。ここからすぐ近くの場所で被害者の遺体が発見された。
こちらの写真は当時、遺体が捨てられていたゴミ箱だが、もはや現地には残されていなかった。
それにしても、なんでこんな見つかりやすい場所に捨てたのかが分からない。
古くから武蔵野三大湧水池として江戸市民の水源として使われてきただけあり,とても透明度が高い綺麗な水である。しかし2004年まではゴミの不法投棄や外来生物の密放流などで濁りに濁っていたそうで、2004年10月の大雨による湧水量増加で池が一時的に澄んだことをきっかけに、抜本的な池再生の機運が高まり現在の環境まで回復した。
なお、この井の頭公園ではバラバラ殺人事件以外にも2019年に60-70代の女性の水死体が発見されている。
ちなみに、この井の頭公園は創作の舞台になることも多いが、珍妙なエピソードとして1992年に発売されたスーパーファミコン用ゲームソフト「真・女神転生」の序盤の舞台にもなっている。
事件の1年半ほど前に発売された本作だが,ゲーム内でも同様のバラバラ殺人事件が起こるなど、まるで預言されていたかの様に現実とのシンクロが起こった。
他にも2016年のアニメ「Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-」では井の頭公園の池で256人の水死体が発見されるイベントがある。