ペドロ・ロペスは「アンデスの怪物」とよばれたコロンビアのシリアルキラーで合計で300人以上の少女を殺害したと言われている。
ペドロ・ロペス!「アンデスの怪物」と呼ばれたシリアルキラー
ペドロ・ロペスは1949年、コロンビアの出身。母親は売春婦で13人きょうだいの7人目の息子として生まれたのだが、8歳にして、自分の実の妹と性的な関係を結ぶような人格破綻者だった。
これが発覚して家から放り出されてしまい、若くしてホームレスとなってしまう。
そしてこの時、路上生活していたロペス少年は変質者の男に暴行を受けてしまうのだが、この体験によって彼は自分が犯されることに関しては、異常なまでに恐れるようになった。
ところが、ある犯罪で逮捕されたロペスは、刑務所内で受刑者4人に輪姦されてしまうのだが、この時にロペスはこの囚人たちにすさまじいまでの殺意を覚え復讐を決意する。
18歳の時に自分をレイプした4人に復讐するため、内3人までを捜し出し、殺害。
この殺人でタガがブチ切れたのか、その後、ロペスは連続レイプ殺人鬼に変貌したのだった。
「自分は8歳の時に子供の心を無くしたのだから、同じくらいの年齢の少女にも同じ辛い思いをさせなければならない」という考えのもと、性衝動のおもむくまま、昼間の市場を徘徊し、好みの少女(8~12歳)を見つけると、そのま
ま拉致して、暴行したうえで殺害したのだった。そして、弄んだ死体は埋めて捨てていた。
ロペスの欲望は止まるところを知らず、被害者は日増しに増大しエクアドル、コロンビア、ペルーーの3国に渡って、各100人以上の少女を殺した。
逮捕後、ロペスは捜査に協力的で、どこに死体を埋めたか詳しく話したが、実際に警察が発見した死体は53体である。
正確な被害者数は不明だが、自身は300人以上を殺害したと述べている。
なお、このロペスは1981年に16年の禁固刑を宣言されたが、1998年の保釈後に消息不明となっている。