レナード・レイクは表向きは老人ボランティア団体の職員だったが裏ではシェルターに性奴隷を飼っていたシリアルキラーだった。
レナード・レイク!表向きはボランティア団体の職員で本性はシリアルキラー
レオナード・レイクは1946年、アメリカ・カリフォルニア出身。彼の家系には精神病や、アルコール依存症の人間が多かった。両親が別居した事をきっかけに、レイク6歳の時に祖父母に預けられたのだが、この祖父もアル中なうえ、祖母は姉妹のヌードを習慣的に撮影するよう勧めるなど、かなり破綻した性格であったようで、その後のレイクは妹たちに性行為を強要するようになったという。
この祖父母に精神的、肉体的に虐待されて育ったレイクだが、両親のもとに残されたきょうだいも同様だった。
異常行動というのは遺伝が原因なのか、それとも環境が原因なのか、ハッキリとはしないがレイクに関しては成長するにつれ異常性が際立っていった。
ベトナム戦争時、レイクはレーダー電子技術者として従軍していたのだが、帰国後にSMポルノの製作・販売業者になった。そんな彼は各地を転々としていたある時、突然戦友のチャールズ・グナーを殺害したのだった。
そして、彼の名を騙り、別の土地でグナーとして暮らしはじめたのであった。そして、表向きは老人ボランティア団体の職員で、消防団員をするなどして地域に貢献するなど、善人を装ったのであった。
そんな矢先にレイクの兄がやってきたのだが、そこから正体がバレるのを恐れて、殺害してしまった。
また、当時のレイクは核戦争によるハルマゲドン思想に傾倒しており、レイクは核戦争で世界が壊滅した後、自分が生き残って新たな秩序を作るという妄想を抱いていたのだった。
その時に備えて、シェルターを作り、食料と武器、そして、性奴隷を備蓄する計画を立てるべく、サバイバリスト誌の広告を通じて知り合った東洋人の相棒チャールズ・ヌグと共に、コンクリート製のシェルターを建設。
そこへ相棒と共に女性を拉致してきては全裸にして拷問。
その様をSMポルノ用に撮影し、販売。さらに性奴隷として監禁。そして、飽きるとナイフで殺害し、これもまた撮影してスナッフ・フィルムとして販売したのだった。
また、子連れの母親を拉致して殺害し、子供もチャイルド・ポルノの出演者にした上で殺害するなど、鬼畜の所業を繰り返し
最終的な被害者は確定で11人(疑惑だけでも25人)にもおよんだ。
しかし1985年、ヌグが万引きをして職質され、レイクも禁止されているサイレンサー付きの銃を持っていた事で逮捕されるも、
連行された警察署で、シアン化物を飲んで自殺してしまう。
その後、警察がレイクの自宅を捜索すると、殺人フィルムと克明な殺人日記が残されており、その記述から家の近辺から8人の死体が発掘された。