ジャック・ウィンターウィーゲルはオーストリアのベストセラー作家にして,自らの作品のために殺人を重ねたシリアルキラーだ
ジャック・ウィンターウィーゲル,ベストセラー作家で殺人鬼!!
ジャック・ウィンターウィーゲルは、1949年オーストリア出身。
母親は売春婦で貧しい家庭に育ち、子供の頃から犯罪に手を染めていた。
成人した頃には一端の性犯罪者となっており、25歳の頃にはブラジャーで売春婦を絞殺したことで終身刑になる。
だが、獄中で彼は自伝を書き、編集者に売り込むと、この本が出版され大評判となり、ベストセラーになるのだった。
これに伴い、ウィンターウィーゲルは作家としての名を高め、今度は獄中で犯罪小説を執筆。
これらすべての本は大ヒットとなり、オーストリアの主要な文学賞を受賞するほどの評判を得たのだった。
これにより、彼の終身刑は軽減され、1990年には釈放され、多くの出版社からの原稿依頼が殺到することになる。
以降、ウィンターウィーゲルは、ヨーロッパやアメリカの殺人事件を取材するために多くの旅行を行うのだが、
他人の犯罪を取材することだけでなく、自分自身が殺人を実際に犯すことをルポにするということを始めたのだった。
オーストリアでは、ウィンターウィーゲルは売春婦を購入し、人目のない場所で暴行しては、以前と同じ様に彼女のブラジャーを使って絞殺。そして、死体を大股開きのポーズにして放置。こうして、9人もの売春婦が殺害されたのだった。
これによりオーストリア警察は、ウィンターウィーゲルを指名手配しましたが、既にアメリカに逃亡した後だった。
1991年にアメリカ・ロサンゼルスに現れると、ここでも売春婦を購入し、いつもと同じ手口で殺害したのだった。
全裸の死体はハイウェイ付近に捨てられ、ロサンゼルスでも4人が殺害。しかし、1992年までロサンゼルス警察は犯人を特定することができなかった。
しかし、この事件の情報がインターポールを経由してオーストリア警察に知らされ、アメリカでもウィンターウィーゲルは指名手配。使用したクレジットカードから足がつき、逮捕されたのだった。
アメリカで裁判が行われ、終身刑が確定しまたが、獄中で自殺してしまったのだった。