エドモンド・ケンパーは1948年、アメリカ・カリフォルニア州出身のシリアルキラー。
ケンパーの両親は彼が子供の頃に離婚しており、母親と祖父母に育てられたが、母親は躾に異常に厳しく、ケンパーを虐待し、日常的に口汚く罵ったり体罰を加えていた。
当然のように、ケンパーは情緒不安定な子供へと育ち、母親への激しい憎悪が渦巻くようになっていく。
エドモンド・ケンパー!首なし死体じゃないと向き合えない殺人鬼!
彼は12歳にして、身長が2メートル、体重が120キロもある大男だったが、ネコを殺してバラバラにするなどの行動を取るようになるなど、彼の異常性が発現しはじめた。
また他人と口が利けず、女性を恐れていが、性欲は人一倍あって、死んだ女性と交わることに性的妄想を抱くようになった。何故ならば、生きている女は怖くて、手も触れることができないからである。
ほどなくして、ケンパーは祖父母を銃で殺害するという事件を起こし逮捕されるが、精神鑑定で異常
と診断され、精神病院に収容される。
だが、ケンパーは病院内では異常な振る舞いを見せず、模範的な生活を送ったため、5年で社会復帰。
3年間は何事もなく過ぎたが、ふたたび事件が起きる。
ケンパーはヒッチハイクをしていた女性2人を殺害し、頭部を切断。
すでにケンパーは性的興奮をおぼえ、全裸にした首なし死体に欲望をぶつけたのであった。
やがてケンパーは次々に若い女性を拉致しては殺害、同じように頭部を切断した。
それだけでも、彼は性的興奮をおぼえるのだった。
犯行はさらにエスカレートし、殺した死体をバラバラに解体し、その肉を喰うことで達することもあった。
この時点で既にケンパーは6人の女性を殺害し死体を弄んでいた。
しかし、この凶行も終わりを迎える。
深夜、自宅に忍び込んだケンパーは、寝ていた憎き母親の頭をハンマーで叩きつぶし、首を切り裂いた。
そして母親を殺したケンパーは、その足で警察に自首したのであった。