レイモンド・フェルナンデスとマーサ・ベック,非モテ同士がカップルとなった事でシリアルキラーとなったのだった。
レイモンドとマーサ!!非モテのシリアルキラーカップル
レイモンド・フェルナンデスはアメリカ・ニューヨーク出身で、厳格な父親に育てられた。彼は背が低く、病弱で、父親は彼を嫌っていて、躾も厳しかった。そのため内向的な子どもになり、空想に耽ってしまった。
また、悪友達との盗みで少年刑務所に送られたが、他の少年たちは父親の保証人になったため釈放された。
その後、頭に重傷を負って事故が起こり幸いにも完治したが、後遺症で性格が変わってしまったのだった。虚栄心が強くなり、無関心な性格になった。
彼は小さな犯罪で生活していた。手術の傷跡で頭髪が生えず、かつらを使っていた。また、金歯を入れていたため、女性にモテなかったと言われている。
しかし、なぜか中年の女性に独り暮らしで巧みに話をするのが得意で、金品を巻き上げていた。
この時代、彼はジェーン・トムソンという寡婦から金を奪って毒殺することになったが、死因は急性胃炎とされ、発覚しなかった。彼は男女交際クラブで看護婦のマーサ・ベックと出会った。マーサは子どもの頃から太っていたうえ、自分は奇形だと思い込んでいたのだった。
フェルナンデスと出会った時、彼女は体重120キロ以上の極度の肥満だった。彼女は他の人に嫌われるのが嫌いで、どの男にでも身体を許し、自分は嫌われていないことを確認するために肉体関係となったのだった。
これまで女性にモテたことが無いフェルナンデスはマーサに夢中になったのだった。
その後、マーサはフェルナンデスの犯罪を知り、金を奪った後、女性を殺すことを提案した。
彼はその提案を受け入れ、順々に独身の女性を狙って金を奪い、殺して隠した。行方不明となった被害者の知人からの通報で、彼の家に出入りしていたフェルナンデスが疑われ、警察が地下室から女性の死体3つを発見し、逮捕された。裁判で死刑判決が下され、二人は1951年電気椅子で死刑になったがマーサは太りすぎで電気椅子に座れず、むりやりに尻を椅子に押し込んだのだった。