松尾大社は四条通の西端に位置し、東端の八坂神社と対峙して鎮座する。京都五社めぐりでは西の白虎として京都を守護する古社である。
松尾大社,平安京の西の白虎
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松尾大社と秦氏,そして四神相応
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大宝元年(701)、文武天皇の勅命を賜った、渡来系氏族の秦忌寸都理が社殿を設けたといわれ、賀茂別雷神社と賀茂御祖神社からなる賀茂神社とともに「東の厳神、西の猛霊」と称され、王城鎮護社に位置づけられた。祭神には大山咋神と市杵島姫命の2柱が祀られる。
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古事記によると大山咋神は松尾山の神であると同時に、比叡山の日吉大社の祭神でもある。平安京から見て日吉大社は鬼門。
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そして松尾大社は裏鬼門の位置にあたるため、松尾大社が朝廷にとって、重要な社だったことに間違いはない。もう1柱の市杵島姫命は、宗像大社で祀られる宗像三女神の市杵島姫命と同神とされている。
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松尾大社を奉斎した秦氏は5世紀末頃に山背地方(のちの山城国)に本拠を置き、経済基盤を築いていった。
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秦氏の強大な財力や技術力は、長岡京遷都や平安京遷都の背景になったともいわれている。
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千本鳥居で観光客にも人気の伏見稲荷大社や、三柱鳥居が神秘的な木嶋坐天照御魂神社、聖徳太子に縁が深い広隆寺など、秦氏の氏神・氏寺は名の知れたものが多いが、この松尾大社はそれらの中で最も神階が高く、秦氏ゆかりの第一にあげられる。
松尾大社はこんな人におすすめ
・ 平安時代の風水に関心があるひと
・ 京都のパワースポットに行きたい
・ 秦氏ゆかりの神社にお参りしたい
住所
住所:〒616-0024 京都府京都市西京区嵐山宮町3
最寄駅
阪急電鉄嵐山線 嵐山駅
駐車場
専用駐車場あり