千葉常胤ゆかりの寺,蓮乗院 ( 鎌倉 )

千葉常胤ゆかりの寺院が鎌倉の蓮乗院。常胤は源頼朝への鎌倉入りを進言した人物。また、蓮乗院の寺紋と戦国大名で有名な千葉氏との家紋が似ているため関係が指摘されている。

千葉常胤ゆかりの寺,蓮乗院 ( 鎌倉 )

蓮乗院

天照山 蓮乗院 とは

本堂に祀られている本尊阿弥陀如来像。これは源頼朝の鎌倉入りを進言した御家人の千葉常胤(ちばつねたね)の守護仏で、千葉氏の家紋と蓮乗院の寺紋が同じ事から深い関わりがあると伝えられる。

また、この蓮乗院は光明寺とも関係が深い。
かつて佐助ヶ谷にあった蓮華寺が寛元元年(1243)に材木座に移され光明寺となって以降、蓮乗院と改称。

そして光明寺が落成するまでの間、開山の然阿良忠上人が蓮乗院に居住していたことから、光明寺に入山する新住職はいったん蓮乗院に入ってから改めて光明寺方丈に向かうという慣例が今も残されている。

蓮乗院はこんな人におすすめ

・千葉常胤ゆかりの寺に参拝したい
・源頼朝ゆかりの寺に参拝したい
・千葉氏と関連がある場所に興味がある

蓮乗院へのアクセス

蓮乗院

蓮乗院の住所

住所:鎌倉市材木座6-16-15

最寄駅

鎌倉駅から京急バス[7番のりば」 小坪経由逗子駅行き、光明寺下車徒歩1分

駐車場

駐車場なし

拝観時間

9:00 ~ 16:00

拝観料

無料

天照山 蓮乗院 の 見どころ

蓮乗院

蓮乗院のみどころ1「阿弥陀如来像」

蓮乗院の本堂

本尊の阿弥陀如来像は高さ81・5センチの寄木造。
かつて二度の仏像調査が行われ、胎内に造仏銘「大仏師播磨法橋宗円」、作成年「正安元年(1299)10月1日」と阿弥陀経の一部が墨書されていることが判明した。

明らかに鎌倉時代の作とされる仏像は学術的にも貴重で、市文化財に指定されている。

これ以外にも、本堂の格天井に描かれた絵画も見どころとなっている。これは西方極楽浄土の世界を描いたもので、仏の光明が降りそそぐなか、咲き乱れる様々な花や鳥獣の舞う様が五十四枚の格子に描かれている。

板襖絵にも松の大樹と牡丹、唐獅子が色鮮やかに復元されている。

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