源頼朝と八重姫ゆかりの地,静岡県伊東市の音無神社。ご利益は縁結びと安産祈願。

静岡県伊東市にある音無神社は、源頼朝と八重姫が逢瀬を重ねた神社と言われている。源頼朝と八重姫、両者ゆかりのスポットを訪れたい人にオススメ。同神社は縁結びや安産祈願の神社としても知られ、パワースポット的なものに興味がある人にもオススメだ。

他にも八重姫ゆかりの場所は,八重姫御堂がある眞珠院などが伊豆の国市に存在する。

音無神社の個人的評価

伊東祐親の墓に行った後に(タクシーで)立ち寄った訳だが、パッと見では普通の神社にしか見えないが周囲を観察すると、確かに「ああ、この辺は昔は森だったんな」と気づく。

昔はどんな感じだったんだろう。

源頼朝と八重姫ゆかりの地,静岡県伊東市の音無神社。ご利益は縁結びと安産祈願。

音無神社 で得られるもの(ご利益など)
・縁結び
・安産祈願

音無神社 はこんな人におすすめ
・八重姫が好き
・悲恋話に興味がある
・歴史や伝承の残る神社に行きたい
・静岡県内で縁結びや安産祈願のパワースポットに参拝したい

音無神社 へのアクセス

住所:〒414-0032 静岡県伊東市音無町1−13
最寄駅は伊東駅、徒歩で15分ぐらい。
注意事項:意外と遠いのでタクシー使ったほうが良いかも。


音無神社 のみどころ

そんなこんなでタクシーで音無神社に到着。鳥居の手前に見える穴の空いた竹筒が印象的だ。
街なかのひっそりとした場所に鎮座

本殿

新しい造りの本殿。

穴あき柄杓

祭神の豊玉姫命のお産が軽かったという神話により、安産・育児・縁結びの神として信仰されている音無神社。
中央の竹細工や写真上部にある柄杓に注目すると、穴が開けられているのが見える。

「穴が開いている」ということで「水が通りやすい」を意味し、それが安産祈願につながるのだとか。


玉楠神社

境内社の玉楠神社には、源頼朝と八重姫が祀られているのだという。

御神木のタブノキ

「タブノキ」は樹齢約1000年といわれ、伊東市の天然記念物に指定されている。これほど巨大なものは伊豆でも珍しいという。

かつては深い森の中に、こんな巨大な木があるとは。当時はさぞかし神聖な雰囲気に包まれた場所だったのだろうな。
タブノキのタブとは、神道の「霊(タマ)」から来ているとも言われタマノキが訛ってタブノキになったという説もある。

絵看板

境内には八重姫と頼朝の馴れ初めや、二人の子供である千鶴丸の話が書かれた絵看板が置かれている。

子を投げ捨てた稚児ヶ淵にも行ってきたので、そのへんの記事についてはコチラを参照。

尻つみまつり

この神社には毎年11月10日に「尻つみまつり」が催されるという。なんでも、真っ暗な社殿のなかで御神酒を回すときに隣人の尻をつねって合図するという奇祭とのことで、囃子のリズムに合わせて尻をぶつけ合う「尻相撲大会」も開催されているとの事だ。


音無神社 の概要と解説

音無神社の歴史

音無神社の歴史

音無神社(おとなしじんじゃ)は(時代)に建てられた神社。伊東の中央を流れる音無川(松川)の東岸に鎮座する。
祭神は豊玉姫命(とよたまひめのみこと)で安産のご利益があるとか。

頼朝と八重姫について

『曽我物語』によると、平治の乱の後に伊豆国の蛭ヶ小島に流された源頼朝は、一時、伊東の北の小御所で暮らしていたが、その時に出逢ったのが伊東祐親の娘である八重姫。
二人は瞬く間に恋に落ち、逢瀬を重ねたという。そして、愛し合う二人が密かに会っていた場所がこの神社のある「おとなしの森(音無の森)」だったと伝えられている。

そして二人の間には「千鶴丸」が生まれたが、八重姫の父である祐親は激怒する。平氏方であった祐親は平氏の聞こえを恐れ、千鶴丸を川底に投げ捨て、八重姫を江間小四郎(北条義時)に嫁がせる一方で頼朝を討たんと企てたが、祐親の次男・祐清からそれを聞いた頼朝は走湯権現に逃れたという。

その後も八重姫は頼朝への恋慕の情を捨てきれず、従者とともに頼朝のもとへ向かったが再会したときには既に北条政子と結ばれていたという。

頼朝、ひどいっすね。というか、頼朝って何でそんなにモテるのかサッパリわからん。普通に義経の方が格好良くね?
まあ肖像画を見る限りでは端正な顔立ちしてますし、一時代を築いた訳だから頭も切れたんでしょうね。そのへんにコロッと騙されちゃったんでしょうな

なお、この『曽我物語』はフィクション性が高いとされており、どこまでが真実であるかは調査中らしい。

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