羅城門跡は平安京時代の怨念がこもった心霊スポットとしても知られる。
平安京を造営する際に正門として建てられたが、倒壊後は荒れ果て鬼や野党が跋扈するようになったと言われる。
羅城門跡,平安時代の怨念がこもった心霊スポット
羅城門とは
延暦3(794)年に桓武天皇が平安京を造営の際に都の表玄関として羅城門が建てら、都の内外を分ける境界ともなった。
「羅城」とは城壁を意味するが、日本では壁の代わりに門が造られた。
当時の羅城門は、かなり巨大な楼門だったらしく造営時、視察した桓武天皇はあまりの高さに驚いて低くすることを提案したといわれている。
天皇の危惧した通りに早くも弘仁7(816)年に台風で倒壊。天元3(980)年に再建されるも再び暴風雨で損傷し、その後は修復されないまま放置されていたという。
その後は荒れるに荒れ果て、いつしか死体を捨てる場になったという。
『今昔物語集』に羅城門の様子が描かれている。
当時から既に恐ろしい場所として認識されていたようだ。
住所
住所:〒601-8453 京都府京都市南区唐橋羅城門町54
最寄駅
近畿日本鉄道京都線 東寺駅