ウィリアム・エドワード・ヒックマン!少女を持ち歩いた殺人鬼

ウィリアム・エドワード・ヒックマンは持ち歩きのために少女を切り刻んだ殺人鬼だ。

ウィリアム・エドワード・ヒックマン!少女を持ち歩いた殺人鬼

ウィリアム・エドワード・ヒックマンは1908年、アメリカ・アーカンソー出身で母親は精神病で、父親は彼が10歳の時に家を出て行くという荒んだ環境で生まれた。

やがて母親は精神病院に収容され、ヒックマンは親戚に育てられる事になる。

子供の頃からキリスト教が大好きだったが、母親の遺伝なのか12歳の時には神の声が聞こえるようになったという。

反面、成績は優秀で、奨学金で進学校に進み、大学への進学も決まっていた。
進学先はプロテスタント系の大学進学を望んでいたのだが、潤沢な生活費が必要だと思った彼は、何故か仲間とともにドラッグストアに強盗に入り、店の主人を射殺、おまけに警官も負傷させるという蛮行に及んだのだった。

そしてヒックマンはほとぼりが冷めると、ドナルド・エヴァンズという偽名を使い、ロサンゼルスの国立
銀行でメッセンジャーの職に就くが、偽造小切手を使い逮捕され保護観察処分となる。だが、監視の目を逃れて、銀行の上司の娘マリオン(12歳)を誘拐。

今度はフォックスなる名で脅迫状を送りつけ、身代金を要求したのだった。

父親が娘が生きているのを確認したいと言うと、彼は快くOKしたのだが、その電話を切るなり、ヒックマンはマリオンちゃんの首を絞めて殺し、バスルームで頭部を切断。

さらに、マリオンの顔に化粧を施して、目を開かせるために、針金で瞼を縫ったのだった。

そして、父親から身代金を受け取るとマリオンちゃんの死体を投
げ捨てて逃走。

だが、この事件の直後に、な銃を使って車を強奪するという事件を起こした為にあっさり逮捕されるのだった。

逮捕されたヒックマンはすべては神の命令によるものと主張。さらに、自分は精神病だと供述。

弁護士も母親からの遺伝による精神病患者の線で弁護したのだが、有罪となり、1928年、絞首刑になった。

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