ヨアヒム・クロル,ルールのハンターと呼ばれたシリアルキラー

ヨアヒム・クロルは「ルールのハンター」とよばれたシリアルキラーで、少女を殺害し、その肉を食料にしていた人物。
女性コンプレックスと異常性欲を兼ね備えていた。

ヨアヒム・クロル,ルールのハンターと呼ばれたシリアルキラー

西ドイツに生まれたヨアヒム・クロルは幼少期から神経質な性格で女性恐怖症のため、女性に声をかけることが出来なかった。だが、声をかけられないにも関わらず、性欲は異常に強かった為、1955年、22歳の時に最初の強姦殺人事件を起こす。
最初の被害者は18歳の女の子で、何日も獲物を尾行し行動範囲を調べ上げ、一人になる時を狙って犯行を起こしたのだった。以来、クロルは強姦殺人を繰り返したのだが、殺した後に少女たちの肉を切り取ったのだった。
理由はもちろん「食べる」ためだった。他のカニバリストと違い、人肉を食うことで性欲を満足させているのとは違い、食費を節約するためだった。

そしてクロルは1959年から、西ドイツのルール地方に移り住む。ここでも同じ犯行を続け、最初に16歳の女の子が、程なくして次の犠牲者の女の子(13歳)も、同様の手口で殺害したのだった。

やがてクロルは「ルールのハンター」と呼ばれ、人々から恐れられた。

警察も捜査を開始したが、警察の絞りこんだ容疑者はクロルではなかった為に被害は拡大していった。
こうして容疑者リストにないクロルは次々と犯行を重ね、10年以上の歳月が流れてしまった。

そして1970年、逮捕のキッカケはあっさりと訪れる。4歳の女の子を誘拐しようとして、通報された事を事件は大きく進展する。この時期ににクロルのアパート付近の下水管が詰まり、そこから子供の内臓が発見されたのだった。
クロルはあまった肉や内臓を下水に流して捨てており、警察が部屋に踏み込むと、子供の肉でシチューを作っている真っ最中であったという。

やがて逮捕されたクロルはレイプや殺人について喜々として語ったのだが、クロルは生まれつき知能の低い男で、記憶力が極端に弱かった為、計20年以上に渡る犯行の全貌はなかなか明らかにならなかった。

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