北条重時 (北条義時の三男)が再建した寺が鎌倉の極楽寺。ここは日本初の社会事業家忍性の拠点となった,ありがたい寺でもある。
目次
北条重時が再建し忍性が開いた極楽寺 ( 鎌倉 )
霊鷲山 極楽寺 とは
元々は老僧が深沢に建てた草堂。
北条義時の三男重時が正元元年(1259)に再建。弘長元年(1261)に、重時の子、長時(六代執権)と業時が忍性を招いて開山した。
忍性は、不幸な人を救済するための福祉事業に取り組んだ人物で日本の社会事業家の元祖とも言える人物だ。
北条重時ら北条一族の支援を受け、この極楽寺に施薬院、悲田院、施益院、福田院といった四田院を設け、人々を救済するための福祉事業に取り組んだ。
また、人間だけでなく病牛馬の面倒を見るための病舎や土木事業にも力を注ぐなど、社会事業の先駆者ともいえる僧侶。
極楽寺はこんな人におすすめ
・日本の社会事業の歴史に触れたい人
・北条重時ゆかりの地を訪れたい人
・忍性ゆかりの寺に参拝したい人
注意点
忍性菩薩御廟への参拝は4月7~9日の3日間
極楽寺へのアクセス
霊鷲山 極楽寺 の住所
住所:鎌倉市極楽寺3-6-7
最寄駅
江ノ島電鉄極楽寺駅より 徒歩2分
駐車場
駐車場なし
拝観時間
9:00 ~ 16:30
極楽寺の拝観料
無料 ( 宝物館は300円 )
極楽寺の見どころ
みどころ 「極楽寺の井戸」
みどころ 「八重一重咲分け桜」
この桜は北条時宗が自ら手植えした桜。一枝に八重と一重の桜が混在した珍しい桜だ。原産地は鎌倉の桐ケ谷で、当地に現存する唯一のもの。