ピアノ騒音殺人事件が起きた場所は現在どうなっているのか

ピアノ騒音殺人事件が起きた神奈川県平塚市の県営住宅「県営横内団地」の現在がどうなっているのかを見るために現場まで行ってきた。

ピアノ騒音殺人事件が起きた場所は現在どうなっているのか

ピアノ騒音殺人事件の現場「県営横内団地」

ピアノ騒音殺人事件とは

  • 1974年8月28日、県営住宅「県営横内団地」で発生した殺人事件。
  • 音に対し極端に過敏な精神病質者の男が階下との騒音トラブル(ピアノ・日曜大工など)から殺意を抱き母娘3人を刺殺した。
  • 犯人の希望通りに死刑が言い渡されたが、現在も死刑を執行されておらず96歳の現在も収監中。日本における収監中の死刑囚としては最高齢である。

場所

住所:神奈川県平塚市横内3907番地 県営横内団地

ルポ

この事件をきっかけに集合住宅の騒音問題が注目される事になり、事件直後には平塚署へ「(被害者は)自業自得だ」「犯人の気持ちがわかる」といった電話が殺到し「騒音被害者の会」という市民団体による助命嘆願活動まで起こった。

ここが舞台となった「県営横内団地」だ。

さすがに昭和前半に建てられた団地なだけあって老朽化が進んでいる。

といっても昭和期に建てられた団地というのは、どこもこんなものである。とはいえ、こうした場所でピアノを弾いたら騒音トラブルに発展するのは間違いないだろうな。

なお、事件から半世紀近く経った現在でも、騒音トラブルによる傷害・殺人事件は毎年発生しており、この手のトラブルは対岸の火事ではないことがわかる。

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