パリジェンヌ事件がおきた風林会館が現在どうなっているのかを見物しに新宿歌舞伎町に行ってきた。2002年に暴力団員を狙って起きた銃撃事件の現場とは一体どんな場所なのだろうか。
パリジェンヌ事件 跡地の現在はどうなっているのか
パリジェンヌ事件とは 2002年9月27日新宿区歌舞伎町で起きた事件で、風林会館1階にある喫茶店「パリジェンヌ」で住吉会系幸平一家の幹部2人が、男数人に拳銃で襲撃されたという事件。
この事件をきっかけとして警視庁に外国人犯罪や暴力団組織を本格的に取り締まる「組織犯罪対策部」が設置される事になった。
場所
住所:東京都新宿区歌舞伎町2丁目23−1
ルポ
ここが事件のおきた風林会館ビル。Googleで風林会館をサジェスト検索するとヤクザなんて物騒なキーワードが出てくるが、実際に街を歩いてみると特に治安の悪さは感じない。平日の昼間という事もあるが、印象としてはむしろヤクザよりもメンヘラの街といった印象。
それにしても、歌舞伎という街の昼間からビルに座り込んでスマホをいじる地雷系ファッションに身を包んだ女子の多さよ。ヤクザよりもメンヘラに遭遇する事のほうが遥かに多いかと。
さて、ここが歌舞伎のパリジェンヌ。現在も通常営業中。区役所通りに面しており2階に美人茶屋というキャバクラが入居しているので、ここまで来れば見つけるのは容易いかと。
さすがに20年経っているので街の風景は様変わりしているが、移り変わりの激しい歌舞伎でいまだ存続しているのはスゴイのではなかろうか。
というか区役所の近くで銃撃事件が起きたというのもスゴイ話ではある。当時の歌舞伎町では中国残留孤児2世、3世が中心となった怒羅権(ドラゴン)とよばれるグループが幅を効かせており地元のヤクザとの対立が絶えなかったのだとか。
おまけに当時のパリジェンヌ周辺では外国人オーナーの飲食店も多かったとかで、そんな彼らからみかじめ料をせしめるなどをしていた為、店主たちからも大層嫌われていたのだとか。
なお、この銃撃事件の犯人は中国マフィアで容疑者は現在も国外逃亡中だという。