安井金比羅宮の縁切りと崇徳上皇

安井金比羅宮はあらゆる悪い縁を切り、良縁を結ぶとされている神社。このご利益に関係しているのが崇徳上皇だ。

安井金比羅宮の縁切りと崇徳上皇

安井金比羅宮の縁切りと崇徳上皇の関係

安井金比羅宮は四ノ宮四ツ塚線を下り、東山安井を右に曲がった辺りに存在しており、悪縁を断ち良縁を運ぶパワースポットとされているが、周辺にはホテルが立ち並んでいる。縁切りの場所にはうってつけの場所だ。

安井金比羅宮の始まりは、大化の改新の立役者として知られる藤原鎌足が創建し、藤を植え藤寺と号して一族の繁栄を祈った事から始まる。

後にこの藤を愛したのが「日本三大怨霊」と称される崇徳上皇である。崇徳上皇は寺の一部を館に改築し、寵愛していた妃の阿波内侍を住まわせた。

この二人の仲は戦によって引き裂かれてしまったが、良縁の人々が同じ思いをしないよう上皇が守ってくれる、ということから安井金比羅宮には縁結びの御利益があるとされた。

さらに、崇徳上皇が流刑にあった際、人の世への未練を断ったことから、縁切りの御利益もあるとされている。

それゆえ、絵馬や境内にある「縁切り縁結び碑」に張られた札(形代) を見てみると「暴力夫との縁を切って下さい」など、少し怖くなる内容の札も少なくない。

縁切りは痴情のもつれの行く末とも捉える事ができる。

こんな人におすすめ

・ 悪縁を断ち切りたいひと

・ 崇徳上皇ゆかりの地に参拝したいひと

住所

住所:〒605-0823 京都府京都市東山区下弁天町70

最寄駅

京阪電気鉄道京阪本線 祇園四条駅

駐車場

あり

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