矢田寺は地獄と現世を行き来したという小野篁の伝承が残る寺。地獄菩薩の異名をとるお地蔵様で有名な寺院。
矢田寺と小野篁の地獄めぐり
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矢田寺と地獄めぐりの伝説
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この矢田寺は本堂を取り囲むように提灯が配置されている。夕刻になると火が灯されるが、これは地獄を表現しているという。
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寺が所蔵する『矢田地蔵縁起絵巻』では開山の満慶上人の逸話を描いている。それによると、満慶上人は、現世と地獄を行き来していた小野篁から地獄へ招かれた。
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上人は苦悩する閻魔大王のために祈り、苦しみを取り除いた事でお礼に地獄見学を許された。その際に地獄で業火を浴びながら罪人を救う菩薩を見て感銘を受け、現世に戻ると菩薩を象った地蔵を彫らせたという。
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また、小野篁と上人をつなぐもうひとつの逸話が、矢田寺の「送り鐘」だ。
ここの鐘はお盆に家族のもとに帰ってくる先祖の霊を、再び冥府に送り返す鐘と言われている。
矢田寺はこんな人におすすめ
・ 日常に溶け込む異界感を味わいたいひと
・ 不思議な場所に行ってみたいひと
住所
住所:京都府京都市中京区天性寺前町523
最寄駅
京阪電気鉄道 三条駅
駐車場
なし