今宮神社は平安時代以前から存在していた神社で疫神を祀っていた社がルーツとなっている。京都市バスの船岡山停留所近くの今宮門前通を、真っ直ぐ北へ。7分ほどで突きあたりに現れる。
今宮神社,疫神を祀る京都最古級の神社
今宮神社とは
現在も地名として存在する紫野には、平安時代以前から疫神を祀る社があったと伝えられている。
平安遷都後、人々は相次ぐ疫病や災厄に見舞われ、疫神を鎮めるための御霊会が盛んに行われていた。
当時は御霊が疫病や災厄をなすとして恐れられた。この御霊を鎮めて洛外へ退散させるのが、御霊会だ。
正暦5年(994)、洛中で疫病が流行した際、紫野で祀る疫神を船岡山に祭り、御霊会を開いた。
そして、船岡山での御霊会からほどない長保3年(1001)、紫野の地に新たな神殿を造営。再び御霊会を執り行い、今宮の社と号した。
そんな今宮神社だが、現在は参道には香ばしい香りが漂っている。名物のあぶり餅が香りの出どころだ。
平安時代には、参詣後にこの餅を食べると疫病除けになるとされたという。そんなあぶり餅が参拝客にひと時の楽しみを提供している。
訪れた際には、無病息災を祈りながらぜひ味わってみてほしい。
今宮神社はこんな人におすすめ
・ 京都の歴史ある神社に参拝したい
・ 怖い逸話がある神社に行きたい
・ 参拝ついでにご当地グルメを堪能したい
住所
住所:〒603-8243 京都府京都市北区紫野今宮町21
最寄駅
京都市営地下鉄烏丸線 北大路駅
駐車場
今宮神社大和ハウスパーキング/有料 44台(普通車のみ)