ランディ・スティーヴン・クラフトというアメリカ出身のシリアルキラーがいる。彼は同性愛者で麻薬を使用して若い男を襲っては殺害していた。
ランディ・スティーヴン・クラフト!金持ちのボンボンでシリアルキラー!
ランディ・スティーヴン・クラフトは1945年生まれのアメリカ・カリフォルニア出身で父親が航空機製造会社に勤務しており、そこそこ裕福な家庭で育ち、3人の姉との関係も良好であったという。
また、成績優秀でハイスクールを卒業後はロスの男子大学に進学するが、彼は成長するにつれ、クラフトは自分がゲイであることを自覚するようになる。
そして、大学1年の夏休み、黒人の学生と関係をもったことで、彼は本格的なゲイになっていく。
大学を卒業後は空軍に入隊するも、仕事は基地の建物や軍用機にペンキを塗る単純労働であったため、失望してしまう。
軍を除隊してからは、ゲイの友達と同棲しながら職を転々し夜になるとゲイ・クラブでナンパに精を出すランディであったが、1970年に彼は18歳の少年を誘拐してくると、ドラッグで意識を失わせ、性的暴行をくわえたがこの事件は発覚しなかった。
これに味をしめたランディは、次々と若い男をナンパして、麻薬を使って暴行した後、首をワイヤーで締めて殺し、必ず被害者の男性自身を切り取っていたという。
殺人を続けながら、これからはコンピュータ業界が急速に成長するだろうとの読みから州立大学でコンピュータの勉強をしていた。その読みは当たり、彼はコンピュータ会社に就職、各地に赴いて獲物を物色するなど、すっかり殺人中毒者と化してしまう。
ランディの殺人は1970年からはじまり1983年まで続き、年々拍車がかかっていた。
1979年には1年で10人、1980年には4人を殺害。
犯行場所はミシガン、コネチカット、オレゴンなど全国各地に出向いて男を物色。被害者を増やしていった。
だが、1983年にハイウェイ・パトロールの職質を受けたことが逮捕のきっかけとなる。
殺したばかりの男を助手席に乗せており、現行犯で逮捕されてしまう。
またランディは自分が殺した男の特徴や、死体を遺棄した場所を記した手帳を持っており、そこには6人が記入されていた。