オマイマ・ネルソンはエジプト・カイロの貧民街出身のヌード・モデルだったが、ある日とつぜん夫を殺害して食べてしまった。
オマイマ・ネルソン,夫を殺害して食べた殺人鬼
オマイマ・ネルソンは1968年、エジプト・カイロの貧民街で生まれた。
彼女は10歳の時以来、何度もレイプされるという荒んだ生活をおくっていたが。9歳でアメリカ人男性に見初められ、カリフォルニアに移住して結婚した。1990年に離婚したエキゾチック美人のオマイマはヌード・モデルになって生計を立てるようになった。
1年後、オマイマはウィリアム・ネルソンという犯罪歴のある男と結婚。彼女はオマイマ・ネルソンになったのだが、
結婚してから、約1ヶ月後にオマイマは夫を殺害してしまう。
オマイマは夫をハサミで刺し、さらにアイロンで撲殺。
更に全裸になったオマイマは化粧をして、赤の帽子と赤いハイヒールを身につけ、夫の身体をバラバラに解体。その最中に夫の肉を貪り食ったのだった。そして、夫の局部と左手の薬指を切り取って、生首の口の中に突っ込んで遊んだという。
その後、オマイマは知り合いのジョン・ポポヴィッツの家に車で押しかけ、「夫にレイプされた後、ナイフで切り刻まれそうになったのだが、電気スタンドで殴りつけ、逃げてきた」といい、全裸になって、身体中の傷を見せた。さらに、オマイマは「死んだ夫の身体をナイフでバラバラにし、頭も切断した」と話した。
そのバラバラ死体を始末して、「血まみれの家の掃除もしてくれたら、7万5千ドルとオートバイをあげる」と彼女はポポヴィッツに迫ったのだが、彼は隙を見て警察に通報。
刑事がやってくるなり、オマイマは証言を翻し、夫は旅行中だと言い張ったが、オマイマの自宅を捜索すると、バラバラ死体が発見された。
逮捕されたオマイマの話は支離滅裂で、「夫はシリアルキラーで何人もの女の子を殺していた、死体は夫が殺した被害者のものだ」と主張した。
彼女の証言は常に変わったが、結論としては、彼女が夫にレイプされたのは事実らしかった。
精神鑑定で異常と判断されたオマイマは1級殺人罪が適用されず、第2級殺人で懲役7年の刑となった。