マシュー・ハードマンは1984年、イギリスはウェールズのアングルシー島にある村で生まれた。
両親は離婚しており、父親とともに生活していたが、4歳の時に父親が死亡したことで再婚した母親に引き取られて生活をはじめるが、父親の死に大きなショックを受けたことでオカルトにのめりこみ不老不死に憧れていく。
マシュー・ハードマン!吸血鬼になろうとした殺人鬼!!
1984年にイギリス・ウェールズで生まれたマシュー・ハードマンは、アングルシー島の村で育った。
両親の離婚後、煉瓦職人の父親と一緒に暮らしていたが、14歳の時に父親が亡くなると、再婚した母親に引き取られる。
だが、この父親の死によって強いショックを受け、死に対する考え方を探求するようになっていった。
やがて彼は友達との関係を全て断ち切り、オカルトに興味を持ったのだった。
不老不死を夢見た結果、「吸血鬼になることが最善の策」と考えたハードマンは吸血鬼についての研究に熱心で、吸血鬼の映画や小説を買い集めていたのだった。
やがて、ハードマンは美術学校に進学し、同じ学校に通っていたドイツ人留学生の女の子のアパートに駆け込んでは、「私の首を噛んでください。そうすれば私は吸血鬼になり、不死になれます」と言い、嫌がる女の子の唇を自分の首に押し付けたのだった。
どうやら、ドイツと吸血鬼には関連があると勘違いしていたらしい。なお、ドラキュラの故郷はハンガリーのトランシルヴァニアである。
アパートの騒ぎを聞いたオーナーが駆け付ると、ハードマンは自分の鼻を打ち、鼻血を出し、手に付けて差し出し、「僕の血の匂いを嗅いで」と頼み込んだのだった。
そして、2ヵ月後には、近所に住む老婆のマデル・レイションさんの家に侵入し、ナイフで殺害しました。
彼は彼女を2回刺し、心臓を取り出しました。キッチンで見つけた深皿に心臓を入れ、血を心臓にかけて、蝋燭を立て、火を灯し、暖炉の火かき棒を交差させて十字架のようにマデルさんの足元に配置し、心臓入りの深皿から血を飲み干したのだった。
ハードマンはこの儀式を通じて、死なずに生き続けようとしたが、庭に残された足跡から、彼が買ったバスケットシューズのメーカーが特定され、逮捕されたのだった。
やがて殺人の罪で有罪となり、終身刑が言い渡されたのだった。