フリッツ ハールマンはドイツのシリアルキラーで,殺害した少年の肉を闇市で売りさばいていた殺人肉屋である。
フリッツ ハールマン!ドイツの殺人肉屋!!
ドイツのハノーバー出身のハールマン(1879年生)は窃盗や詐欺などを生業とする職業犯罪者、おまけに幼児や男子にしか性欲を抱かない小児性愛者かつ同性愛者でもあった。
そして、第1次世界大戦後のドイツ国内は完全に経済が崩壊していた。
第一次世界大戦の巨額の戦費の負担や、巨額の賠償金により、通貨が乱発されて価値が大幅に下落。ハイパーインフレが発生し、ドイツ市を苦しめていた。
貧困層が増大し社会にはホームレスや今日の食事にも困るほど飢えた貧しい人々が多かった。
そこに目をつけたハールマンは少年を殺害し、その肉を市民に売りつけるというアイディアを思いつく。
犯罪パートナーのハンス・グランスと共にホームレスの少年を拉致。2人がかりで、少年を暴行しては殺害。
死体を解体しては、その肉を闇市場に持ち込み、「ブタ肉」として売ったのだった。
これらのブタ肉は飛ぶように売れ、また、ハールマン自身もこの肉を日常的に食べていたのだった。
1919年からこの商売を始め、1924年に発覚するまでに40人以上の少年が犠牲になった。
だが、ライン川で頭蓋骨が発見された事で犯行が発覚。
杜撰にもハールマンたちは少年の骨を川に投棄しており、警察が川を捜索した事で大量の人骨が続々と発見される。
そして、以前から少年への猥褻行為で目をつけていたハールマンに容疑がかけられ逮捕。
「ハノーバーの人肉屋」とのあだ名がついたハールマンは1926年にギロチンで死刑となるが、自分たちが人肉を食べていたという事実は市民をパニックにさせたという。
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