アルバート・ブラスト・非モテ男子のミソジニー系殺人鬼

アルバート・ブラストは非モテ男子がミソジニー(女性嫌悪)を爆発させた殺人鬼の典型例とも言える。

アルバート・ブラスト・非モテ男子のミソジニー系殺人鬼

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1929年、アメリカ・ニューヨーク出身のアルバート・ブラストは背が低く、人相が悪かった。おまけに性格も悪く、衝動的にキレるので、女にモテたことは一度もなく、友人すらいなかった。

一方で成績は非常に優秀で、ノーベル賞受賞者を100名以上輩出した事で知られる名門・シカゴ大学で分析幾何学と代数を専攻するなど頭脳明晰であった。

だが、21歳の時に強盗と誘拐などの罪で、刑務所にブチ込まれてしまう。

その後、刑務所で大工技術を身につけたブラストは、出所後に1972年にフロリダへ引っ越し、建築物検査官の職に就く。
趣味はバイクで、バイカー・ショップに出入りしていたが、それはゲイのバイカーと肉体関係を持つ事が目的だった。

翌年の1973年の7月、メアリ・ジョーンズという10代の家出少女は、マーク・マトソンという青年にナンパされる。
ふたりはフロリダのビーチでデートした後はヒッチハイクをするのだが、そこで偶然、ブラストの車に乗ってしまう。

今までモテなかった恨みが爆発したのだろうか、ブラストは銃を突きつけて、ふたりを自宅に連れ込んだのだった。

ブラストは、メアリとマークを全裸にし、何回も行為をさせ、さまざまな変態行為をさせ、その写真を撮ったり、その様を見物していた。

ひとしきり楽しんだ後、ブラストはマークに3発の銃弾を撃って射殺。

その後、ブラストはメアリを地下室に監禁して、何時間も性的暴行を加えたのだったが、なぜか、ブラストはメアリを殺さず、開放する。

開放された彼女は警察に事件を訴えたのだが、連絡を受けた母親が、娘は虚言癖だと証言したため、事件は不問に付された。

ところが、事件から5日後、ブラストが自宅の庭で死んでいるのが、隣家の主婦に発見されたのだった。
事件後、ブラストは青酸カリを飲み、自殺していたのだった。

警察が家内を捜索すると、家中に腐臭が充満しており、壁にはマーク・マトソンのバラバラ死体が塗り込められており、切断された頭は自分の局部を口に含まされていた。

ブラストは日記を残しており、「オレは殺人と自殺の両方をしたい。そうすれば、死のプロジェクトは完璧になる」と書かれていた。

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