イエズス会の創立者,イグナチオ・デ・ロヨラ

イグナチオ・デ・ロヨラはイエズス会の創立者で霊操とよばれる霊魂鍛錬法を編みだした人物で、その教育システムは以後のイエズス会の雛形となった。

イエズス会の創立者,イグナチオ・デ・ロヨラ

イグナチオ・デ・ロヨラとは何をした人物か?

・イエズス会の創立者のひとり
・『霊操』という霊魂鍛錬法を編みだした。
・対抗宗教改革の中で大きな役割を果たした。

イグナチオ・デ・ロヨラの経歴

イグナチオの自伝によると「彼は26歳のときまで世俗の虚栄におぼれていた。特に、 しい大きな名誉欲をいだき、武芸に喜びを見出していた」という。

スペインのバスク地方、アスペイティア近くのロヨラ主のもとに生まれたイグナチオは、15歳から26歳まで典型的な田舎貴族の末息子として放蕩生活を送っていた。

ところが、1521年、パンプロナの戦いで瀕死の重傷を負い麻酔無しで外科手術を受け、故郷で療養生活を送る事になる。

このとき、イグナチオに最初の神秘体験が訪れ、それまでの生活を悔い改めて苦行の生活に入ることになる。

「霊操」の発明

マンレサのドミニコ会修道院に身を寄せたイグナチオは、粗悪な衣を身にまとい、施しを請い、断食と祈りと自身を鞭打つ苦行の日々を送る。
それは聖人伝にあるとおりの死に瀕するような極端なもので、この苦行は10か月余りにもおよんだ。

このマンレサ滞在中に彼は数え切れないほどの神秘体験を得る。

たくさんの光り輝く眼のようなものを持った美しい蛇のようなもの、聖母やキリストのような白く光り輝くもの、神が光を造る様子などを幾度となく目撃している。
こうした体験に癒やしを得た彼は、自分の信仰にますます確信を抱くようになった。

こうした体験をもとにして『霊操』が執筆される。

霊操とは、自分の罪を除き去り、神からの働きかけに十分応えることができるように魂を鍛える霊的鍛錬法のことだ。

『霊操』には、霊操の指導者と霊操を修める者に対して必要な条項が、具体的に述べられており、霊操を授かることはイエズス会入会の絶対条件となり、霊操を中心とする修道生活がイエズス会の生活となった。

当初は霊操の指導方法が宗教裁判で問題となり、イグナチオは何度か投獄されるが、いずれも釈放され、1548年に教皇の認可、推奨を得て刊行された。

やがてイエズス会は順調に拡大し、布教のために、はるか東洋に会士を送るまでになった。

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