朱雀門跡は平安京で最も重要な門であったが、大内裏の衰微に従い次第に荒廃し、羅城門の様に鬼や盗賊が住むといわれるほどに荒れ果てた場所だ。
朱雀門跡,平安京の鬼と怨霊が巣食っていた場所
朱雀門と鬼
朱雀門は、平安京の正門である羅城門から74mもの幅をもつ朱雀大路を、北へ真っ直ぐ進んだ場所に存在していたとされている。
現在は平成10年(1998年)、平城宮跡に復原されたもので、東西約25m、南北約10m、高さ約20m、朱色に塗られた入母屋二層構造となっている。
平安時代の朱雀大路は水はけの悪さと疫病から荒れ果て鬼が跋扈する魔窟だった。
かつての朱雀門はただ客を迎え入れるだけでなく、雨乞いやみそぎ払いなどの儀礼を執り行う場所でもあった。
しかし上記にもある通り、水はけの悪さと疫病から朱雀大路の西側の地域は寂れはじめ、度重なる火事で大内裏も荒廃してしまった。
やがて都の中心が東に移され、取り残された朱雀門は役割を失ったがその後は羅城門と同じく鬼や怨霊が巣食う場所になったという。
朱雀門跡はこんな人におすすめ
・ 昼間でもいける心霊スポットを探している
・ 平安京時代の遺構を探している
アクセス
住所:〒604-8383 京都府京都市中京区西ノ京小堀町2−3
最寄駅
京都市営地下鉄二条駅
駐車場
なし