誓願寺は日本初の人体解剖を行った江戸時代の医学者・山脇東洋の菩提寺。ここは解剖された囚人達にまつわる心霊話がある。
誓願寺,解剖された囚人達の霊が眠る場所
誓願寺と解剖された囚人
日本初の人体解剖を行った山脇東洋。彼は囚人の死体を解剖することで、医学の分野に多大なる貢献を果たした人物だ。
そしてこの誓願寺には解剖された囚人たちの菩提を弔うために作られた阿弥陀如来があったという記録が残っており、誓願寺の阿弥陀如来には胎内に五臓六腑があったと言い伝えられている。
残念ながら蛤御門の変で消失してしまったため、見ることは叶わないが、どうやら山脇東洋が内蔵のある阿弥陀如来を作ってもらったのは、解剖された死刑囚が夢枕に立って、成仏できないと訴えかけてきたからだという。
また、解剖につかわれた囚人は六角獄舎から連れてこられた。斬首された後に解剖用に提供されたという訳だ。罪人とはいえ、首を斬られて更に解剖までされては成仏も出来ないというもの。
そんな心霊エピソードが残る寺だが、落語発祥の地といわれ漫才などの芸人の成就を祈願する寺として人気がある。
こんな人におすすめ
・ ダークな歴史に興味がある
・ 芸能関係のご利益がほしい
住所
住所:〒604-8035 京都府京都市中京区桜之町453
最寄駅
京阪電気鉄道 三条駅
駐車場
なし