妙満寺は安珍清姫ゆかりの鐘のある寺院。江戸時代より400年の間「寺町二条の妙満寺」として親しまれていたが、昭和43年に寺町二条から現在の岩倉の地に移転した。
妙満寺,安珍清姫伝説の鐘がある寺院
妙満寺とは
女の激しい情念は、大蛇に変わるものが多いが、なかでも能や歌舞伎でもお馴染みの「安珍清姫」はその代表的な物語だろう。
修行僧・安珍が熊野詣での途中で清姫に出会い、妻にすると約束する。しかしそれを守らなかったため、清姫は激怒。清姫は大蛇となり、道成寺の鐘の中に隠れた安珍を焼き殺すという壮絶なストーリーだ。
その伝説の鐘が岩倉の顕本法華宗総本山・妙満寺に伝わっている。道成寺では鐘を再鋳して供養するも、清姫の祟りが続いたため、鐘は長年山林に埋められていた。
後に秀吉の家来の仙石権兵衛が、根来攻めの陣鐘に使おうと掘り起こして京都に持ち帰ることに。結果的に鐘は妙満寺に納められ、供養によって怨念が解かれたという。
妙満寺はこんな人におすすめ
・ 安珍清姫伝説ゆかりの地に行きたい
・ 安珍清姫の鐘をみたい
アクセス
住所:〒606-0015 京都府京都市左京区岩倉幡枝町91
最寄駅
叡山電鉄鞍馬線 木野駅
駐車場
大型駐車場あり