東向観音寺は北野天満宮のすぐ南にあり、酒呑童子の退治で有名な源頼光ゆかりの寺。ここは源頼光が退治した妖怪をまつる土蜘蛛塚がある。
目次
東向観音寺の土蜘蛛塚
東向観音寺と土蜘蛛塚
東向観音寺には源頼光が退治した妖怪、土蜘蛛の塚がある。
ある夜、マラリアで頼光が苦しんでいるとき、身長2メートルを超える法師が突如現れ、縄を投げてきた。
頼光がとっさに刀で切りつけると、法師の姿は立ち消え、床に血の跡だけが残されていた。
その血は北野天満宮の裏手にある塚へと続いており、そこには大蜘蛛が現れた。これを退治したところ、頼光の病気はたちどころに治ったという。
土蜘蛛塚はこんな人におすすめ
・ 源頼光ゆかりの場所を訪れたい
・ 妖怪ゆかりの寺に行きたい
アクセス
住所
住所:〒602-8385 京都府京都市上京区観音寺門前町863
最寄駅
京福電気鉄道(嵐電)北野線 北野白梅町駅
駐車場
北野天満宮に参拝者専用駐車場入口がある(毎月25日利用不可)
東向観音寺と北野天満宮は関わりが深い場所なので一緒に参拝してみよう。
東向観音寺の写真
土蜘蛛塚
この裏に土蜘蛛塚がある。
この灯籠は明治時代に発掘されたものだが、発掘者に祟り家運を傾けたという逸話がある。
土蜘蛛は日本を代表する妖怪として知られているが、一説によると洞窟に居を構え朝廷に反抗する少数民族であったとも言われている。
菅原道真の母親の墓
土蜘蛛塚の近くにあるのが「伴氏廟」
菅公御母君と書かれているが、菅公とは日本三大怨霊の一柱「菅原道真」のこと。つまり菅原道真の母の廟所。