京都の化野念仏寺には8000以上の無縁仏を祀る小石仏と小石塔が並ぶ西院の河原がある。
この地はかつて風葬地であった。
目次
無縁仏8000体が眠る化野念仏寺(あだし野念仏寺)
無縁仏と化野念仏寺
化野念仏寺に並べられた無縁仏達はかつて風葬地であった化野の山野に散乱、埋没していた石仏だった。
明治中期に地元の人々が協力し、現在の形に境内へ安祀したものである。
無数の石仏が立ち並ぶ光景は壮観だが、どこか寂寥感と共に世の無常を感じさせてくれる。
化野念仏寺はこんな人におすすめ
・無常感を味わいたい
・寂しい場所を見たい
・無縁仏に興味がある
アクセス
住所
住所:〒616-8436 京都府京都市右京区嵯峨鳥居本化野町17番地
最寄駅
嵯峨野観光鉄道嵯峨野観光線 トロッコ嵐山駅 徒歩20分
拝観時間
9:00-17:00(12~2月まで16:00)
拝観料
500円
見どころ
無縁仏
ここが化野の無縁仏たちが眠る場所。ここ化野は、鳥辺山と共に風葬の地として知られ「西の化野」、「東の鳥辺野」、「北の蓮台野」は京の三大葬地とよばれている。
真言宗の開祖である空海が、この地で野ざらしになっていた遺体を供養するために、弘仁二年(811年)に五智山如来寺を建立。その後、浄土宗の法然が念仏時に改称。現在に至る。
これら約8000の墓石は、化野の山中に散乱していた石仏を明治中期に地元有志の手で集めて並べなおしたもの。
毎年8月23-24日には無縁仏を供養する千灯供養が行われる。
六面地蔵への道
六面地蔵への道程も風情があって良い。
この6面の地蔵は六道を表しているとして、その道にいる人々を救済してくださるという。