豊国神社にある耳塚は秀吉の朝鮮出兵の犠牲者達をまつる為のもの。ここには削ぎ落とされた朝鮮兵士の耳や鼻がここに大量に埋められている。
目次
秀吉の朝鮮出兵の犠牲者達をまつる耳塚
耳塚(豊国神社)はこんな人におすすめ
・京都観光でダークな歴史に触れたい
・豊臣秀吉ゆかりの場所を訪れたい
豊国神社とは
豊国神社はその名の通り豊臣秀吉を祀る神社。豊臣家滅亡とともに徳川家康の命により廃絶となったが、のちに明治天皇の勅命により再興された。
豊国神社へのアクセス
アクセス
住所:〒605-0931 京都府京都市東山区茶屋町530
最寄り駅
京阪電気鉄道京阪本線 七条駅
駐車場
駐車場あり(普通車15台、無料)
拝観時間
9時~17時(受付は16時30分終了)
拝観料
宝物館拝観料
大人 300円
高校・大学生 200円
小・中学生 100円
豊国神社の見どころ
豊国神社の耳塚
ここが豊国神社の耳塚。ここに朝鮮戦役での犠牲者達の耳や鼻が埋められている。
日本や中国では重い首の代わりに耳や鼻を集め戦勝の証とする習慣があった。
秀吉による朝鮮出兵でも、大量の頭部を船で輸送する余力がなかったという事情もあって、首の代わりに耳や鼻を削ぎ落とし、塩漬けで輸送するという事が行われていた。
実際には敵武将だけでなく、老人や女もの耳や鼻も日本へ送られていたという。
この大量の耳や鼻を集めて葬ったとされるのが、豊国神社前の丘にある「耳塚」だ。
かつては「鼻塚」と呼ばれていたようだが、鼻そぎは野蛮という事で「耳塚」に変わったと伝わっている。
京都には他にも「醍醐耳塚」があるが、ここにも文禄・慶長の役で持ち帰った鼻が埋められている曰く付きの場所だ。