京都にある怨霊スポットの一覧を紹介。日本三大怨霊をはじめ京都には怨霊にまつわるエピソードが多く、怨霊を祀る神社や寺院なども数多く存在する。
京都の怨霊のスポット一覧
政の中心が京から離れても尚、日本では凄惨な事件が起きていたが、平安時代以降で怨霊扱いされた者は極めて少ない。
一説によると、日本で怨霊と呼ばれた者は殆どが平安時代に集中している。その為か、京都では怨霊を祭神として祀る神社などが数多く存在する。
このカテゴリーでは非業の死を遂げた歴史上の人物を祀る場所や祟りにまつわる場所を紹介。
また、平安京の始まりは桓武天皇の時代、前身となる長岡京で天災や祟りが相次いだ事に由来する。
頻発する祟りを鎮めるため、平安京の造成は風水思想にもとづいて行われた。
当然のように、呪術的なルーツをもつ平安京では数多くの呪術師たちが生まれることにもなった。
日本三大怨霊に関連した寺社
日本三大怨霊とは平将門・崇徳天皇・菅原道真のこと。三大怨霊に関連した寺社がすべて京都市内にあるという事が京都という街の歴史性を物語っている。
マップ
京都市内にある三大怨霊関連の神社・お寺の一覧
京都神田明神
京都神田明神とは平将門を祀る京都の神社で、将門公の首を晒した場所に建てられた。
平将門といえば東京の神田明神が有名だが、実は京都にもあるのは意外と知られていない。
所在地: 京都府京都市下京区新釜座町726
北野天満宮
北野天満宮は日本三大怨霊の一角、菅原道真を祀っている事でも知られ、全国にある天神社の総本社である。
所在地: 京都府京都市上京区馬喰町
他の怨霊に関連した寺社
怨霊関連の神社・お寺
崇道神社
崇道神社は比叡山の西に位置し、西明寺山の山腹に所在する。早良親王を祀った後も、その怨霊が怪異をなしたとの言い伝えが残っている。
所在地: 京都府京都市左京区上高野西明寺山34
上御霊神社
幸神社から北西にある上御霊神社。この神社は早良親王をはじめとする八柱の怨霊を鎮める役割を担っている(御霊信仰)
所在地: 京都府京都市上京区上御霊竪町495番地
下御霊神社
京都の下御霊神社は平安時代の怨霊を祀る神社。平安初期に建立された御霊八所神を祀り、御霊神社の南にあったことから下御霊神社と呼ばれるようになった。
所在地: 京都府京都市中京区寺町通丸太町下ル下御霊前町
滝口寺
京都にある滝口寺は平家物語の滝口入道と横笛の悲恋話の舞台。また,鎌倉幕府を滅ぼした新田義貞の首塚を祀った場所の他、鎌倉幕府を滅ぼした新田義貞の首塚がある。
所在地: 京都府京都市右京区嵯峨亀山町10−4
野宮神社
野宮神社は嵯峨野でもひときわ人出の絶えない縁結びの神でありながら、ここには愛憎にかられて怨霊となった皇女の言い伝えが残る。
所在地: 京都府京都市右京区嵯峨野々宮町1
繁昌神社の班女塚
全国で唯一,商売繁盛のご利益がある知られる京都の繁昌神社.ここには女の幽霊にまつわる怪異の伝説(班女塚:はんにょづか)が残されている。
所在地: 京都府京都市下京区繁昌町308
妙満寺
妙満寺は安珍清姫ゆかりの鐘のある寺院。江戸時代より400年の間「寺町二条の妙満寺」として親しまれていたが、昭和43年に寺町二条から現在の岩倉の地に移転した。
所在地: 京都府京都市左京区岩倉幡枝町91
羅城門跡
羅城門跡は平安京時代の怨念がこもった心霊スポットとしても知られる。
平安京を造営する際に正門として建てられたが、倒壊後は荒れ果て鬼や野党が跋扈するようになったと言われる。
所在地: 京都府京都市南区唐橋羅城門町54
朱雀門跡
朱雀門跡は平安京で最も重要な門であったが、大内裏の衰微に従い次第に荒廃し、羅城門の様に鬼や盗賊が住むといわれるほどに荒れ果てた場所だ。
所在地: 京都府京都市中京区西ノ京小堀町2−3
養源院の血天井
京都にある伏見城には、その家臣が自刃した後、拭っても血が消えない床板が残された。これが供養のため天井に使われ「血天井」として伝わっている
所在地: 京都府京都市東山区三十三間堂廻り656
豊国神社の耳塚
豊国神社にある耳塚は秀吉の朝鮮出兵の犠牲者達をまつる為のもの。ここには削ぎ落とされた朝鮮兵士の耳や鼻がここに大量に埋められている。
所在地: 京都府京都市東山区茶屋町530
橋姫神社
橋姫神社は宇治橋を守るとされている神社だが、ここは丑の刻参りの原型となった鬼女の呪いにまつわる伝説が残っている。
所在地: 京都府京都市伏見区下鳥羽城ノ越町132