日本三大 ドヤ街 のひとつが東京の山谷だ。かつて山谷とよばれた場所が現在どうなっているのか探索してきたので移住する際の参考(?)にでも
目次
ドヤ街 山谷 の現在(2022)を散策してきた
前回、日本三大ドヤ街のひとつ横浜寿町の記事を書いたがでは他の山谷と西成の現在はどうなのかと気になり2022年6月30日に探訪して来たのでまとめようと思う。
ドヤ街 山谷 へのアクセス
そもそも山谷とは、現在は地名としてはなく、現在の東京都台東区日本堤二丁目、清川二丁目を指す。
ここは奥州街道と日光街道があり江戸時代から木賃宿と呼ばれる簡易的な宿が集まり、現在も簡易宿泊所が密集し日雇い労働者が多く住む街である。
アクセス方法としては南千住駅から山谷のど真ん中にある玉姫稲荷神社を目指すようにして行くと気付いたら「あーなんか雰囲気違うぞ…」となること間違いなしである。
消えゆくドヤ街・山谷の散策


目印は奥のピンク色のビルだ。そこから雰囲気が違ってくる。









昔は日雇い労働者で溢れ、活気もあったのだろうが、今は老人と福祉施設の人が通るだけの福祉の街でしかないから全盛期に比べたらここも「住める街」になったんだなと思った。















ドヤ街が活気のある時は普通の交番ではなく「山谷地区交番」という小規模な警察署と同じくらいの業務が可能な交番であり「マンモス交番」と呼ばれていたそうだ。今は時代の流れから普通の交番に変わっている。





西成の西成労働福祉センター、寿町の健康福祉センターであり公式HPの紹介を抜粋すると「山谷地域に居住する日雇労働者の自立・生活安定に向け、職業紹介などの就労支援や、生活総合相談、応急援護などの福祉的な支援を行っています。」言わば山谷に住む人の相談窓口である。

もう日雇い労働者の街ではなく老人の街
山谷を歩いて思った事は寿町や西成と違って安宿街にマンションが建つなど日雇い労働者の街というイメージは段々薄れていくのではないのかと思った。
寿町は東京まで距離があるし西成はまだ活気があるからマンションを建てようにも需要がないように思えるが、山谷は南千住から日比谷線と常磐線でどこでも行けるというメリットがあるから閉業した安宿が近いうちマンションに変わるのだろうと思った。
そして山谷を歩くと見かけるのは地べたに座り込んでボケーとしているか酒を飲んでいるか介護士に車椅子を押して日光浴をしたりする老人か玉姫公園の何をしているかよく分からないホームレスしかいない。
もう日雇い労働者の街ではなく老人の街だった。老人の街からただのマンションが密集する街になる前にこの街を歩いてみるのはいかがだろうか?
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