日本三大ドヤ街の一角である寿町,山谷、西成と並んで日雇い労働者が集まる安宿街の現在をルポしてきた。
日本三大ドヤ街,寿町の現在を歩く。
横浜市中区といえば山手地区のみなとの見える丘公園や元町商店街、そして中華街がある観光スポットであるがそこに行く観光客は絶対に近付かないところがある。それが寿町である。
山谷、西成と並んで日雇い労働者が集まる安宿街。通称ドヤ街だ。大阪西成はその象徴的でもあった大阪社会医療センター附属病院がリニューアルしたり、駅前に星野リゾートホテルが建つなどだいぶ様変わりしたことからドヤ街文化も変化がある。
では寿町はどうなのかということで2021年の2月と2022年4月2回探訪したのでレポートしていこうと思う。
寿町へのアクセス
最寄りはJR東日本京浜東北・山手線石川町駅であり、この高速道路が元町商店街と中華街、そしてドヤ街の寿町を棲み分けさせてるように思える。
ドヤ街・寿町周辺その1
ドヤ街・寿町周辺その2 コンビニ内でうずくまる老人
ドヤ街・寿町周辺その3
ドヤ街・寿町周辺その4 一階に居酒屋が密集するマンション
寿町を2回の時期に分けて歩いてみたが、冬と違いやはり暖かいと人は外に出てくるというのがよく分かった。
この街はヤバいとか危ないと色々言われるが、歩いてみれば飲んだくれた日雇いのおっさんか杖をついた爺さんくらいしかいない。
ドヤ街・寿町はまるで日本の将来を暗示しているようだった
日雇い労働者の街。ドヤ街というよりかはもはや福祉の街になっていると言っても過言ではない。寿町は巨大な老人ホームのごとき様相で、まるで日本の将来を暗示しているかのようだった。
しかしこの寿町という一角が周囲よりも異様な雰囲気を漂わせているのは事実だ。この雰囲気は一度歩いてみるのはいかがだろうか?
なんなら泊まってみるのもどうだろうか?
筆者は西成のドヤ街に3泊したことあるが貴重な体験だったし外観のわりに意外と快適に過ごせると感じた。この雰囲気は実際に行かなければ分からない。
しかしどんなに外で鳩に餌を与えてるおっさんたちも人である。迂闊にカメラを向けたりしてトラブルになるようなことは避けるように歩くことをお勧めする。
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