京都といえば平安京。平安京といえば呪術というぐらいに京都には呪術にまつわる寺社が多く様々なご利益をもった寺社がそこかしこに存在する。
京都の呪術・ご利益関連の神社・寺院・史跡
相次ぐ天災や近親者の不幸や祟りなどにより桓武天皇は長岡京から平安京へ遷都を決意する。
長岡京では様々な災厄に見舞われた所為なのか、平安京では構想段階から風水思想にもとづいた造成が行われた。
そんな平安京だからか、当然のように陰陽師の安倍晴明をはじめとする数多くの呪術師たちが生まれることになり、現在でも呪術にまつわる寺社やユニークなご利益をもつ場所が数多く存在している。
以下は京都の呪術に関連した社寺の一覧。
広隆寺
聖徳太子の側近である秦河勝が太子から仏像を賜りそれを安するために建立したとされるのが広隆寺。秦河勝は摩多羅神と同一視される人物だ。
所在地: 京都府京都市右京区太秦蜂岡町32
晴明神社
陰陽師・安倍晴明の屋敷跡に建つ晴明神社。都の「鬼門」に建つ晴明神社。「鬼」をも操った安倍晴明の伝承が多く残る、京都を代表する魔所のひとつだ。
所在地: 京都府京都市上京区晴明町 806堀川通
福神社
上京区のとある民家には福大明神が祀られている福神社がある。ここはかつて荼枳尼天を祀っていた場所だ。かつて荼枳尼天は邪法とされていた密教の術でもある。
所在地: 京都府京都市下京区中堂寺前田町
稲住神社
梅小路の梅林寺・円光寺のすぐ北側に位置する稲住神社の魔王尊は京都の隠れたパワースポットとして一部の愛好家には知られた場所となっている。
所在地: 京都府京都市下京区梅小路石橋町97−1
貴船神社
貴船神社は丑の刻参り発祥の地ともいわれる。その鬼気迫る様子は、江戸時代中期の画家・鳥山石燕が描いた『今昔画図続百鬼』に生々しく伝えられている。
所在地: 京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
一条戻り橋
京都の一条戻橋は安倍晴明の伝説ゆかりのスポット。古来より橋はこの世とあの世をつなぐ役割を持っていると考えられていた。
所在地: 京都府京都市上京区主計町 一条通り
石像寺の釘抜き地蔵
京都の石像寺に祀られている釘抜き地蔵には人を苦しみから解放してくれるというご利益がある。境内に飾られた無数のヤットコが印象的だ。
所在地: 京都府京都市上京区花車町503