京都神田明神とは平将門を祀る京都の神社で、将門公の首を晒した場所に建てられた。
平将門といえば東京の神田明神が有名だが、実は京都にもあるのは意外と知られていない。
平将門の首塚が京都にもあった「京都神田明神」
京都神田明神とは
平貞盛と藤原秀郷らによって討ち取られた将門の首は京に運ばれ、七条河原にさらされた。
しかし、将門の首は何カ月たっても腐ることなく、夜ごと目を見開いて叫び声を上げては京の人々を震え上がらせていたという。
ある夜、稲妻と雷鳴がとどろくと首が宙に浮かび上がり、関東を目指して飛び立った。
この騒動の後、将門の首が晒された場所周辺では疫病や天変地異が相次ぎ、京の都で祟りを及ぼしていた。
これを聞きつけた空也上人は祠を建てて将門公を慰霊すると祟りは治まったが、この祠が京都神田明神の始まりとなる。
とは言うものの、東京の神田明神と比べるとあまりに簡素な作りをしている。
関東では中央の暴政に立ち向かった英雄として讃えられ、江戸時代になると江戸の守り神として現在でも信奉されているが、京側の視点だと朝敵や祟り神でしかない事の差だろうか。
ちなみに、ここから新町通沿いに下っていくと、松原通との交差点に出る。そこは処刑人達を送った十念が辻とよばれた場所がある。
京都神田明神はこんな人におすすめ
・京都で平将門ゆかりの場所に行きたい
・京都で歴史性のある心霊スポットを探している
住所
住所:〒600-8471 京都府京都市下京区新釜座町726
最寄駅
市営地下鉄烏丸線「四条駅」下車、徒步6分。
阪急京都本線「烏丸駅」下車,徒步5分