京都有数の心霊スポットの一条戻橋。ここは死者が現世に「戻る」伝承を持ち、葬送の地である鳥辺野へと通ずる橋である事から京都有数の心霊スポットとなっている。
京都有数の心霊スポット 一条戻橋
一条戻橋とは
この戻橋とは死者が「この世」に戻ってくる、ことを意味する。
延喜18(918)年に文章博士・三善清行の葬列がこの橋を通った時、息子の浄蔵が棺にすがりついた。すると、雷鳴とともに清行がほんの一時だけ蘇り浄蔵と抱き合い再会を喜んだ。
この出来事から、それまで「土御門橋」と呼ばれていたのだが、この逸話から「戻橋」と呼ばれるようになっていった。
いっぽうで、ここには血生臭い話も多い。
戦国時代には、細川晴元により三好長慶の家臣和田新五郎がここで鋸挽きにされ、豊臣秀吉によって島津歳久と千利休が処刑される。また、キリシタンも見せしめに耳たぶを切り落とされ、殉教地の長崎へと向かわされるなどの謂れから、長いあいだ人々から畏怖の念を抱かれた。
また、平安時代から続く風葬地である鳥部野へと続く道でもある事から、現代でも数多くの心霊エピソードが残されている。
住所
住所:〒602-0955 京都府京都市上京区主計町 一条通り
最寄駅
京都市営地下鉄烏丸線今出川駅
一条戻橋の見どころ
現地で見ると、意外と小さい。
この奇妙な人形は安倍晴明の式神をモチーフにしたもので、晴明神社はじめ安倍晴明ゆかりの神社などで見かける事が多い。