デール・ネルソンは性的不能でLSDとアルコールを決めたことでコンプレックスが爆発。一夜にして殺人鬼になってしまった。
デール・ネルソン,性的不能ゆえに殺人鬼になった男
カナダ・ブリティッシュコロンビア出身のデール・M・ネルソンは普段は近所付き合いも良く、親切な男だったが、実は性的に不能であり、それを非常に気に病んでいたのだった。そのコンプレックスをまぎらわすために、日夜LSDを常用するようになってしまう。
さらにネルソンは大酒飲みでもあり、酔うと暗くふさぎ込み、鬱状態になってしまうタイプだった。
そして、1970年の夏、いつもの様に昼間から酒を飲み、LSDをキメたとき、ネルソンはついに発狂する。
突然、近所のワシック家に押し入ると、ネルソンはワシック夫人をこん棒で撲殺。
家には3人の娘がいたが、7歳のトレーシーちゃんを絞殺し、ナイフで腹を割いたのだった。その後、8歳のシャーリーンちゃんを捕まえると、泣き叫ぶ少女の局部を舐め回したのだった。
シャーリーンはそれだけで殺されはしなかったが、その隙に12歳の長女デビーは逃げだした事で命拾いしたのだった。
そして、ネルソンは次にフィップス家に向かったのだった。
玄関に出てきた主人のレイ・フィップスをはじめ、妻と3人の子供をライフルで銃殺。8歳のキャシーだけは拉致して、ワシック家へもどると、腹を割いたトレーシーの死体を車で回収。近くの森で、遺体をバラバラにし、付近にばらまいたのだった。
警察が駆けつけた時には、すでにネルソンはキャシーと共に姿を消しており、回収したトレーシーの死体には心臓と局部が欠けていたのだった。
それから3日後、ネルソンは武器を持って突然警察に自首。
3日の間にキャシーも殺しており、ネルソンは罪をすべて認めたが、LSDが原因だと言い張り、弁護士も精神異常を主張したが、裁判で生き残ったワシック家の幼い子供たちの証言により、陪審は被告を正常と判定しネルソンは終身刑になった。