野宮神社に残る皇女の怨霊伝説

野宮神社は嵯峨野でもひときわ人出の絶えない縁結びの神でありながら、ここには愛憎にかられて怨霊となった皇女の言い伝えが残る。

野宮神社

野宮神社とは

野宮神社は斎宮とも呼ばれ、かつては未婚の皇女が居住していた。

源氏物語の一説には、光源氏と六条御息所との逢瀬が描かれている。美貌と知性を兼ね備えた六条御息所だったが、賀茂祭を前にした御禊の日の光源氏の行列で、彼の正妻・葵の上から列の端へと追いやられ、深い嫉妬を生んでいく。


そして、伊勢神宮の斎王(皇女)になる、自身の娘が準備を行う野宮神社に御息所は籠もってしまう。増すばかりの嫉妬はいつしか生霊となり、葵の上や源氏の愛した女の前に現れ、呪ったという。

死しても怨霊とて現れ続けたという御息所の業の強さが、現代では縁を結ぶ御利益に転化されている。

貴船神社しかり、縁結びに関係した神社には女の情念にまつわる逸話を持っている事が多い。

野宮神社はこんな人におすすめ

・ 縁結びのご利益がほしい人

・ 怨霊にまつわる神社に参拝したい

アクセス

住所

住所:〒616-8393 京都府京都市右京区嵯峨野々宮町1

最寄駅

JR西日本山陰本線嵐電嵯峨駅

駐車場

駐車場なし

見どころ

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